ルイヴィトン ショルダーバッグ メンズ
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null「いずれ、しかるべき筋から感謝状が出るとは思いますが……何て言うか……あの状況で朝香さんのとった行動は、適切でした」  年配の警察官は葉子の目を見つめて断言するかのように言った。「あの人たちは助からなかったけれど、朝香さんの行動は非常に正義感に溢《あふ》れていて、的確で、間違いのない措置だったと思います」  葉子は黙って頭を下げた。そして、母の冷えきった体を抱きかかえるようにして錆《さび》付いた鉄の階段を上った。  居間と客間と母の寝室を兼ねた6畳間で母とコタツに向き合って遅い昼食をとりながら、葉子は、わたしの努力はきょうも報われなかった、と思った。  海風で白く曇り始めたアパートの窓から冬至の午後の日が深く差し込み、窓と反対側にある父と姉の仏壇を照らしている。葉子と母はいつものように黙々と食事をした。ご飯と大根の味噌汁《みそしる》、納豆と漬物、海苔《のり》と佃煮《つくだに》……。親子の食事はいつものように質素なものだった。  葉子は別れ際に年配の警察官が言った言葉を思い出した。それはありがたくはあったけれど、慰めにはならなかった。結果として葉子は、あの4人のうち、ただひとりの命も助けることはできなかったのだ。  これまで1度も他人を責めたことがなかったように、葉子はあの家族が死んでしまったことで自分を責めたりはしなかった。それでも、自分が女の子の胸に耳を押し当てていたまさにその瞬間に消えていった鼓動の記憶は、彼女の心を乱すに充分だった。 「こんな時にこんなことを言うのもおかしいけど、平日にこうしてふたりでお昼を食べられるのはいいね」  味噌汁の椀《わん》を傾けていた母がしみじみとした口調で言い、葉子は「本当にそうね」と笑った。母はまだ58歳になったばかりだというのに、心筋|梗塞《こうそく》で倒れてからというもの、めっきり老け込んでしまった。母は決して『さみしい』などとは言わなかったが、おそらく毎日ぼんやりとテレビを眺めながら、ひとりきりの昼食をさみしくとっているのだろう。そう考えると不憫《ふびん》だった。  ダシの効いた味噌汁を味わいながら、葉子は常に報われることのない自分の努力について考えた。葉子の努力はいつも報われない。思いどおりになることなんて、めったにない。けれど……結果は葉子には関係のないことだった。  ——報われる、報われないにかかわらず、人は努力するべきものなのだ。努力して手にしたものだけが価値のあるものなのだ。  それは葉子の母の信条であり、おそらく、若くして他界した父の信条であり、そして葉子の信条でもあった。葉子はずっとそうやって生きてきた。30歳の今になって、それを変えることなどできなかった。  葉子はそれ以上考えるのをやめた。食事を終え、「ごちそうさま」と言って食器を持って立ち上がった。しばらく休憩をしたあとで、プールにでも行って思い切り泳いでくるつもりだった。  狭いキッチンに葉子が向かいかけた時、母が「葉子」と呼びとめた。 「なあに?」 「あたしはあんたを……とても誇りに思ってるよ」  母は葉子を見上げて笑わずに言った。